幼児期は何でも面白く捉えることができるため「わからなくても面白い」と感じながら学べる
「教育は20年先を見て行うもの」という考えに基づき、幼児期からの『論語』教育を取り入れています。
『論語』を幼児期に学ぶ理由
園長の吉沢偉仁(よしざわひでひと)は、『論語』を幼児期に学ぶことが最適だと考えています。
・「学習」の喜び:「学びて時に之を習う。亦た説ばしからずや」という『論語』の冒頭の句から「学習」という言葉が作られました。これは、嫌なことを我慢して行う「勉強」とは異なり、「学習」は学んで習うことそのものに喜びを感じさせるものだとされています。
・幼児期の特性:昔は幼児期から『論語』を学んでいた歴史があります。幼児期は何でも面白く捉えることができるため、「わからなくても面白い」と感じながら学べるという特性があります。この時期に論語に触れることで、子どもたちの知的好奇心や学ぶ喜びを自然に育むことを目指しています。
孝経の教え
『孝経』からは、「身体髪膚、之を父母に受く(しんたいはっぷ、これをふぼにうく)」という教えが引用されています。これは、私たちの身体全ては父母から受け継いだものであり、傷つけないように大切に生きることが親孝行の始まりであるという意味です。また、「上に在りて驕らざれば、高くして危うからず」という言葉も引用されており、これは上に立つ者が驕り高ぶらなければ、地位が高くても危険がないという教えです。
東峰保育園では、このような古典を幼児期から学ぶことで、子ども達が将来、自律心や豊かな心を育み、社会に貢献できる人間に成長することを目指しています。