東峰方式を確立しました
東峰保育園の「東峰方式」は、二代目園長である吉沢偉仁(よしざわひでひと)が考案した独自の保育方法です。
「教育は20年先を見て行うもの」という考えのもと、子ども達の将来を見据えた保育方法として東峰方式を確立しました。
25歳で園長に就任した際、「保育内容で日本一になる」という先代園長の思いを受け継ぎ、30年にわたる実践と研究を通じて、個を重視した保育として「東峰方式」を確立しました。この方式は、単なる知識の詰め込みではなく、子ども達の個性を尊重し、それぞれが持つ可能性を最大限に引き出すことを目的としています。成功体験を積み重ねることで、子ども達が自ら「できた!」という喜びを感じ、自信を持って成長していくことを大切にしています。
東峰方式と一般的な保育方式との比較
東峰方式は、子どもたちの将来の幸せを見据え、「教育は20年先を見て行うもの」という理念に基づいて独自に考案された保育方法です。一般的な保育方式と比較して、特に以下の点で特徴的です。
教育目標と重点分野
東峰方式は、IQ(学力)だけでなく、EQ(心の知能指数)を伸ばす幼児教育に力を入れています。EQとは、意欲、忍耐力、自制心、協調性、社会性といった、人生を豊かにするために不可欠な心の力とされており、これを育むことを重視しています。 これに対し、一般的な保育園では、年齢に応じた発達段階に合わせた基本的な生活習慣の習得や集団行動への適応を重視する傾向があります。
五育(知育・徳育・体育・緑育・食育)の統合
東峰方式では、特に以下の「五育」を柱としています。
知育(国語教育): 「石井方式」を導入し、漢字仮名交じりの絵本音読や百玉そろばんなどを通じて、学習への興味や集中力を高めています。卒園までに平均700冊以上の絵本を読み聞かせることを目標とし、古典や論語の指導も行い、表現力や教養を育みます。
徳育(しつけ・道徳): 立腰教育や音読道徳教科書を通じて、正しい姿勢や集中力、道徳観を養います。
体育(体操教室): 運動能力だけでなく、「最後までやり遂げる力」や「粘り強さ」を育むことに重点を置いています。
緑育: 自然との触れ合いを通じて、好奇心、社会性、協調性、そして生きる力を育む独自の教育です。
食育: 季節ごとのクッキングや作物作りを通して、食べ物への感謝や興味を育み、地域の食文化も学びます。
一般的な保育園では、これらの要素を複合的に取り入れていることが多いですが、東峰方式のように具体的な「知育」のカリキュラムや、「緑育」「食育」といった独自の名称で、それぞれの分野に特化した取り組みを行っている点は異なります。
例えば、東峰方式では、才能を育てる「才育」として、ピアノ、バレエ、囲碁など、様々な専門家による教育機会も提供している点が特徴的です。
成功体験の重視と少人数制
東峰方式では、子どもたちの未来の力を伸ばすためには「できた」という成功体験が重要であると考えています。そのために、たくさんの経験やチャレンジの機会をつくり、少人数制でじっくりと個々の子どもと向き合うことを特色としています。一般的な保育では、集団行動の中での協調性や、集団全体の成長に焦点を当てることも多く、このような個々の「成功体験」に重きを置いた少人数制での関わり方は、東峰方式の大きな特色と言えるでしょう。
東峰方式は、学力だけでなく心の成長にも焦点を当て、実践的な教育を通して子どもたちの「幸せな人生」を追求する点で、他の保育方式とは一線を画しています。