地頭がいい子どもを育てるコツ ~続き
『学問のすすめ』冒頭のメッセージ からの続き
学問のすすめでは、実はこの先がもっと面白いのです。
私が37才の絶望の淵に立たされた時に、この本を読んで学び直していました。
福沢諭吉の『学問のすすめ』では、人は生まれながらにして平等であるとしながらも、学問をするかしないかによって、賢者と愚者、富める者と貧しい者、そして地位の高い者と低い者という差が生じると説いています。
学問がもたらす差
福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という言葉を引用し、人間は生まれつき平等であると述べています。しかし、現実社会では賢い人、愚かな人、貧しい人、裕福な人、地位の高い人、低い人が存在します。この違いは、学問をするかしないかによって生まれると福沢諭吉は考えていました。
地位の高い仕事と学問
世の中には難しい仕事と簡単な仕事があり、難しい仕事をする人が「身分重き人」、簡単な仕事をする人が「身分軽き人」とされます。医者、学者、政府の役人、大きな商売をする商人、多くの奉公人を雇う大地主などは、心を使い、心配する難しい仕事をするため、身分が高く貴いとされています。これらの人々が地位が高く裕福であるのは、学問の力があるかないかによるもので、生まれつき定められたものではないと説明されています。
実学の重要性
福沢諭吉が勧める学問は、単に難しい漢字を知ったり、古文を読んだりするような「世の中の役に立たない文学」ではありません。日常生活に役立つ「実学」を重視しており、そろばん、帳簿の付け方、政治、地理、経済学などがその例として挙げられています。これらの実用的な学問を学ぶことが、個人の独立や国家の発展に繋がると考えられていました。
『学問のすすめ』の背景
『学問のすすめ』は明治5年(1872年)に出版され、当時の日本の人口が約3000万人だった時代に300万部以上売れた大ベストセラーとなりました。この本は、伝統的な考え方を否定し、迷信から人々を解放する啓蒙思想に基づいて書かれています。福沢諭吉は、学問を通じて人々が自ら考え判断し、独立心を身につけることの重要性を訴えました。
私がこのことを深く実感したのは、6年かけて頑張って通った、倫理法人会のモーニングセミナーでの学びからでした。わがままを捨てる学びで、そのことを意識し、自身の中から出せるようなったのは、「心を使い、心配する難しい仕事をする」ということでした。