子ども達の幸せは、保育士の幸せから〜30年の試行錯誤と職員へ寄せる想い〜 | 園長の思い | 東峰保育園 公式ブログ
25歳で園長という重責を引き継ぎ、走り続けて30年以上。
「東峰方式(ヒガシミネ方式)」という独自の教育法を築き上げていく歩みは、決して平坦な道のりばかりではありませんでした。
カリキュラムづくりでの葛藤、世間の保育士離職率の高さという構造的な課題への直面、そして新しい取り組みを形にする際のプレッシャーや試行錯誤――。
今回は、私がこれまでの困難を乗り越える中でたどり着いた「保育経営の真理」と、共に現場を支えてくれる職員スタッフたちへ求めている想いについてお話しいたします。
1. 「保育士が幸せでなければ、子ども達も幸せになれない」
私が現場で様々な壁にぶつかる中で辿り着いた最大の確信、それは「子ども達を幸せにするためには、まず現場で働く保育士自身が幸せでなければならない」ということです。
過度なサービス残業や持ち帰り仕事、不公平な労働環境によって保育士が疲弊してしまえば、子ども達に温かく笑顔で向き合うことはできません。
だからこそ東峰保育園では、持続可能な保育環境を目指して大きな改革を進めてきました。
・業務の効率化・定時退勤の実現(ICT化、書類の簡素化、壁面制作の廃止など)
・新人・ベテランに関わらない公平で透明性のある仕事分担
・急な体調不良や子育て時も「お互い様」で支え合えるチーム風土
保育士一人ひとりの生活やプライベートを尊重し、安心・前向きに働ける環境を整えることこそが、巡り巡って子ども達への質の高い保育(笑顔)へと還元されるのです。
2. 私が職員スタッフに求める「3つの姿」
「保育内容は日本一」を目指す東峰保育園ですが、私が職員に求めているのは「最初から何でもできる万能さ」ではありません。
① 子ども達の「芽」を見逃さない温かいまなざし
一人ひとりの個性や「できた!」という瞬間に寄り添い、その子の潜在能力を引き出そうとする真摯な姿勢を何より大切にしてほしいと考えています。
② 自分で考えて行動する「主体性と判断力」
東峰方式は指示待ちの保育ではありません。「この場面ではどう関わるのがベストか」を現場で自ら考え、自発的に判断し動けるプロフェッショナルへの成長を期待し、温かく見守っています。
③ 時代に合わせて「学び続ける探究心」
社会の変化に伴い、子ども達を取り巻く環境も変わります。常に「今、目の前の第一線で必要な保育は何か」を問い直し、研修や日々の振り返りを通して高め合える柔軟性を求めています。
3. 壁を乗り越えてきたからこそ生まれる「チームの絆」
「東峰方式」というブランドを確立し、他にはない価値を地域に届けていく過程では、常に賛否やプレッシャーが伴いました。私自身の要求水準の高さゆえに、現場の職員に大きな課題を提示し、共に悩んだ時期もありました。
しかし、指示を出す「上司と部下」の関係を超えて、目の前の子ども達の成長のために本気で対話し、高い壁を共に乗り越えてきたからこそ、今の東峰保育園には揺るぎないチームワークと深い信頼関係が息づいています。
保育士が誇りを持って輝き、子ども達がその笑顔に包まれて伸びやかに育つ――。
これからも私は現場の仲間たちを誰よりも大切にし、共に手を取り合いながら「日本一温かく、質の高い保育」を届けてまいります。