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栃木県宇都宮市東峰1丁目7-15

発達支援を必要とする子の保育で配慮すべきこと

東峰保育園では、全ての子ども達が日々の遊びや生活を通して成長できるよう、障がいのある子ども達の受け入れも行っています。

ただし、東峰保育園独自の「東峰方式(ヒガシミネ方式)」が発達支援を必要とする子どもに必ずしも適しているわけではないため、いくつか具体的な配慮点や方針があります。


東峰保育園は軽度なケースのみ対応が可能であり、集団行動が難しい子どもや、体育指導、野外教育などにおいて危険が伴う場合には、必ずしも適しているとは限らないと明示しています。

これは、東峰方式(ヒガシミネ方式)の教育内容が、集中力や記憶力を必要とする「立腰教育、国語教育、論語など」や、専門的なプログラムの「体操、音楽、美術、漢字仮名交じり文、野外教育」などを含むため、発達支援を必要とする子どもにとってはプレッシャーや負担となる可能性があるためです。


東峰保育園では、発達支援を必要とする子どもにとって、自由保育が負担が少ないという考え方もあります。これにより、子ども達が自身のペースで活動できる環境を提供し、ストレスを軽減するよう努めています。


一般的な障がい児保育において重要視される点として、保育士だけでなく子ども発達センターとの連携が挙げられます。職員会議での情報共有や連絡ノートの活用を通じて、子ども一人ひとりに合わせた長期的な支援計画を立てることが大切で、園内での緻密な連携を図るようにしています。


保護者との密な連携は、障がい児保育において非常に重要です。園と家庭がお互いの様子を伝え合い、子どもの理解を深めていくことが求められます。また、地域の子育て支援センターや児童相談所などの専門機関とも連携し、アドバイスを得ながらより良い支援につなげるよう取り組んでいます。


小学校への移行は、障がいのある子どもとその保護者にとって大きな転換期となります。単に書面で情報を共有するだけでなく、子どもの内面に寄り添った支援方法や「思い」を小学校に引き継いでいくことが重要です。就学直前ではなく、早期から支援を計画し、子どもと保護者が小学校入学のイメージを持てるようサポートしています。

東峰保育園独自のカリキュラムが、発達支援を必要とするすべての子どもに合うとは限りません。入園を検討する際は、子ども自身の特性や園の教育内容をよく理解し、慎重に判断することが重要です。


                               


東峰保育園の「東峰方式(ヒガシミネ方式)」は、少人数制できめ細やかな個別対応を特徴とし、子ども達が成功体験を積み重ねることで、知的好奇心や学びへの意欲、自律心などを育むことを目指しています。これは、テストでは測れない「非認知能力(自立的思考・行動能力)」を伸ばすことに注力しており、粘り強さや協調性などを育むことにつながります。


※非認知能力(自立的思考・行動能力)とは

意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、意思疎通能力など、測定しにくい個人の特性による能力を指します。


東峰方式(ヒガシミネ方式)は、一人ひとりの子どもの強みを伸ばし、個性と才能を尊重する教育を重視しています。しかし、発達支援を必要とする子ども達に対して、この方式が常に最も良い選択肢であるとは限りません。

その理由は以下の通りです。


個別支援と発達支援の違い:東峰方式(ヒガシミネ方式)における「個別対応」は子どもの強みを伸ばすことに重点を置いていますが、「発達支援」は発達に特性のある子どもの困り感を軽減し、日常生活や社会生活に適応するための具体的なスキル習得や環境調整に焦点を当てています。


教育内容の特性:東峰方式(ヒガシミネ方式)の教育プログラムには、立腰教育、国語教育、論語など、集中力や記憶力を必要とする内容が含まれています。

これらは「学びへの意欲」を育むことを目的としていますが、発達支援を必要とする子どもにとっては、大きなプレッシャーや苦痛となる可能性があります。例えば、大きな音を嫌がる子どもには音楽教育が不向きな場合もあります。


保育体制:少人数制の東峰方式(ヒガシミネ方式)では、専門的な発達支援を行うための職員配置が十分でない場合があります。

公立の保育園など大規模園の方が、専門の指導員や発達支援クラスが充実しており、より適切なサポートを受けられる可能性があります。また、自由保育が発達支援を必要とする子どもにとって負担が少ないという意見もあります。


                               


発達支援は、発達障害のある子ども達が健やかに成長し、地域社会で安心して生活できるよう、個々の特性に応じたサポートを提供することを目的としています。厚生労働省やこども家庭庁も、発達障害のある子どもへの早期発見・早期支援の重要性を強調し、医療、保健、福祉、教育、労働など多岐にわたる分野での連携を推進しています。


発達支援を必要とする子どもにとって、最も重要なのは、それぞれの障害の特性や発達の段階に合わせた適切な支援が受けられることです。このため、家庭、保育所、専門機関などが連携し、一貫した支援体制を構築することが求められています。


東峰保育園の「東峰方式(ヒガシミネ方式)」は、子どもの非認知能力(自立的思考・行動能力)育成に重点を置いた独自の教育プログラムですが、その教育内容にはいくつか課題が考えられます。


東峰方式(ヒガシミネ方式)は、体操、音楽、美術、漢字仮名交じり文、野外教育といった専門的な教育プログラムを取り入れ、「学びへの意欲」や「学ぶ姿勢」を育むことを目的としています。しかし、音に敏感な子、特定の活動に集中するのが難しい子など、発達に特性のある子どもにとっては、これらの教育内容が大きな負担や苦痛となる可能性があります。

個々の発達特性に合わせた柔軟な対応が難しい場合、子どもが自信をなくしたり、園生活に馴染めなかったりする原因となるかもしれません。


東峰方式(ヒガシミネ方式)は、子どもの個性や才能を尊重し、強みを伸ばす教育に重点を置いていますが、これは「発達支援」とは目的やアプローチが異なります。東峰保育園は、園のリソースには限りがあるため、個別の専門的な療育指導を提供することは難しいと認識しています。

発達支援が必要な子どもには、公立保育園の発達支援クラスや「児童発達支援」と呼ばれる専門施設が適していると考えられています。児童発達支援は、未就学の子どもを対象に、身体的・精神的な発達を促し、日常生活や社会生活を円滑に送れるように支援するサービスです。


                               


東峰方式(ヒガシミネ方式)では、園長が考案した「空の教え」を取り入れることで、保育士の負担軽減に成功しています。


固定観念からの解放:「こうあるべき」という従来の保育の枠にとらわれず、子どもの行動や状況を柔軟に受け止めることで、保育士の精神的な負担が軽減されます。


多様な受け止め:発達に特性を持つ子どものユニークな行動や反応も、「空の教え」を通じて、新たな視点や可能性として捉えることができます。


ストレスの軽減:完璧を求めすぎず、状況を受け入れる心のあり方を促すことで、保育士が直面する課題に対するストレスが緩和されます。


このアプローチは、発達支援が必要な子どもの「指導法そのもの」ではなく、保育士の心の持ちようや子どもへの向き合い方を豊かにすることで、保育の質を高め、結果的に保育士の負担を軽減するという側面があります。

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