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栃木県宇都宮市東峰1丁目7-15

東峰方式(ヒガシミネ方式)と他の保育理念との違いは?

東峰保育園の二代目園長である吉沢偉仁(よしざわひでひと)が提唱する「東峰方式(ヒガシミネ方式)」は、他の一般的な保育理念やアプローチと比較していくつかの明確な違いと独自性を持っています。一般的な保育理念との違いを交えながら、「東峰方式(ヒガシミネ方式)」の際立った特徴について説明します。


一般的な保育理念が「子ども達の健全な育成」や「多様性の尊重」といった広範な目標を掲げるのに対し、吉沢偉仁の「東峰方式(ヒガシミネ方式)」は、子ども達の「生きる力」を育むことに焦点を当て、具体的な実践を通じて非認知能力を引き出す点に独自の強みがあります。


一般的な保育理念:多くの保育園では、「子ども達の個性や発達を大切に」、「自己肯定感を育む」、「家庭的で温かい保育を目指す」 といった形で、園の根幹となる考え方が示されています。これらは保育士の行動の軸となり、保護者に園の価値観を伝える役割を果たします。しかし、理念が策定されても、日々の保育に反映されていないケースがあるという課題も指摘されています。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」の保育理念:東峰保育園の理念は、「子ども達が幸せな人生を歩むこと」を最終目標とし、「自律心」の育成を重視しています。これを実現するために、単に美しい言葉を掲げるだけでなく、脳科学、認知科学、心理学といった最新の知見を取り入れ、具体的な「東峰方式(ヒガシミネ方式)」という方法論にまで昇華させている点が特徴です。この方式は、知育、徳育、体育、緑育、食育という多岐にわたる領域を包括し、それぞれを深く掘り下げた実践を通じて、子どもの総合的な成長を促すことを目指しています。


1. 認知能力と非認知能力(自立的思考・行動能力)へのアプローチ


一般的な保育理念:多くの保育園では、年齢に応じた基本的な生活習慣の習得や、集団生活を通じた社会性の育成、そして読み書き算数の基礎など、認知能力も含めたバランスの良い発達を目指します。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」:吉沢偉仁は、単に知識を詰め込むのではなく、「非認知能力(自立的思考・行動能力)」の育成を特に重視しています。これは、子ども達が将来、変化の激しい社会を生き抜くために必要な、問題解決能力、自律性、創造性、粘り強さといった資質を、実体験を通じて育むことを意味します。体操、音楽、美術、野外活動といった多様なプログラムは、これらの非認知能力(自立的思考・行動能力)を効果的に引き出すための手段として位置づけられています。


2. 「教育は20年先を見て行う」という哲学


一般的な保育理念:多くの保育園は、子ども達が就学するまで、あるいは幼児期の発達段階に合わせた保育目標を掲げます。目の前の子ども達の成長に焦点を当てる傾向があります。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」:吉沢偉仁の「教育は20年先を見て行う」という哲学は、非常に長期的かつ未来志向の視点です。これは、子ども達が大人になった時に社会で活躍できる「普遍的な力」を育てることを目指しており、単に特定の年齢での達成目標ではなく、生涯にわたる成長の基盤を築くことを重視しています。


3. プログラムの独自性と専門性


一般的な保育理念:自由遊び中心であったり、季節の行事や製作活動が中心であったり、園によって多様な保育方針があります。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」:東峰保育園が提供する体操教室、音楽教室、美術教育、漢字仮名交じり教育、野外教育といったプログラムは、一般的な保育園では専門機関で行われることが多い内容を、日常の保育の中に取り入れています。これらの専門性の高い活動は、子どもの多様な才能を引き出し、深い学びと経験を提供することを目的としています。


4. 体系化された「東峰方式(ヒガシミネ方式)」という実践


一般的な保育理念:理念は示されていても、具体的な日々の保育にどのように落とし込むかは、各保育士の裁量に任される部分も少なくありません。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」:吉沢偉仁の理念は、「東峰方式」という明確で体系化された保育システムとして確立されており、園全体で一貫したアプローチがとられています。これにより、理念が具体的な保育実践として確実に実行され、子ども達への効果的な働きかけが可能となっています。


                               


1. 体系化された実践方法「東峰方式(ヒガシミネ方式)」の存在


多くの保育園が理念を具体的な「保育方針」や「保育目標」につなげるものの、吉沢偉仁の理念は、それを「東峰方式(ヒガシミネ方式)」という独自の教育メソッドとして体系化しています。

これは、理念を実現するための具体的なカリキュラム、指導法、環境設定までを網羅している点で、他の園の取り組みとは一線を画しています。理念が単なるスローガンで終わらず、職員全員が共有し、日々の活動に具体的に反映される仕組みが構築されています。


2. 非認知能力(自立的思考・行動能力)と「生きる力」への強い焦点


吉沢偉仁の理念は、IQ(学力)だけでなく、EQ(心の知能指数)や「生きる力」を重視するという点で、近年の教育トレンドに合致しています。

特に、本格的な野外活動を保育の中心に据え、自然の中で子どもが自ら課題を解決し、協調性やレジリエンス(大きなストレスや逆境に負けない力や、困難や失敗に直面し、ネガティブになったり落ち込んだりしても、自ら立ち直っていく精神的回復力のこと)を育むことに重きを置いている点は、一般的な保育園の活動を大きく上回る踏み込んだ実践と言えます。


3. 多様で専門的な教育内容の融合


東峰方式(ヒガシミネ方式)は、石井方式(国語教育)、日本の教育者である森信三氏が提唱し、教育法として確立した立腰教育(徳育)、クッキング(食育)など、多岐にわたる専門的な教育内容を組み合わせています。これらを単独で取り入れている園はあっても、これほど多くの分野を横断的に、かつ体系的に導入し、園全体として実践している例は稀です。


「石井式漢字教育」の提唱者であり、教育学博士

石井勲氏は、多くの幼稚園や保育園で採用されている「石井式漢字教育」を提唱した教育学博士です。吉沢偉仁は、石井氏の漢字教育理論に出会い、東峰保育園に導入しました。石井氏の理論は、子ども達が漢字仮名交じりの文章を自然に理解し、語彙力や思考力を高めることの重要性を説いています。


吉沢偉仁は、この石井式漢字教育を東峰方式(ヒガシミネ方式)の「知育」の柱として取り入れ、子ども達の識字能力向上に大きな成果を上げています。


                               


1. EQ(心の知能指数)を重視


従来の教育ではIQ(学力)が注目されがちでしたが、吉沢偉仁はEQ、すなわち「心の知能指数」の重要性を強調しています。

自制心:我慢する力

協調性:他者と協力する力

社会性:社会の中で適切に振る舞う力


これらを幼少期から育むことで、子ども達が将来、幸せな人生を送るための土台を築くことを目指しています。


2. 知育と徳育の融和


石井式漢字教育」による早期の識字教育と、日本の伝統的な道徳観を育む「立腰教育」や『日本の美しい言葉と作法』という独自の教材を組み合わせている点が特にユニークです。知識の習得だけでなく、それを通じて礼儀や思いやりなどの心を育むことを重視しています。


3. 緑育という独自のアプローチ


子どもたちが自然と深く触れ合う「緑育」は、東峰方式の象徴的な要素です。

探求心:自然への好奇心を育む

生命尊重:生き物への配慮

五感の刺激:自然体験を通じた感性育成


単なる外遊びではなく、地域と連携した本格的な自然体験活動を取り入れることで、子ども達の多角的な成長を促しています。


4. 食育を通じた全人的成長


単に栄養バランスを教えるだけでなく、食べ物への感謝や季節ごとの行事食を通じて、地域の文化や命の大切さを学ぶ「食育」も特徴です。食を通じて、子ども達が心身ともに健やかに成長することを目指しています。


                               


時代とともに保育を取り巻く環境や教育に関する知見は変化していきます。東峰方式(ヒガシミネ方式)では、これまでのやり方に固執せず、積極的に新しい教育方法や保育のアイデアを取り入れ、常に内容を見直していきます。

これは、先生方がお互いの意見を尊重し、良い点は積極的に取り入れる「素直さ」や、より良い保育を目指して試行錯誤を繰り返す「探究心」に基づいています。


東峰方式(ヒガシミネ方式)では、子どもの成長や社会の変化に対応し、常に保育内容を見直し、改善していく姿勢が求められます。また、自然や地域との連携も重視されており、地域の人々や環境、文化を取り入れた活動を企画し、連携できるコミュニケーション能力も重要とされています。


                               


「自律」とは、自分でルールを作り、自分の行動を統制・制御しようとすることであり、自分をコントロールする意味合いが含まれます。

一方、「自立」は他者に頼らず独立している状態を指します。この二つの概念を混同せず、それぞれの段階や特性に応じたアプローチをすることが重要です。

特に幼児期においては、自己中心的になりがちな子どもに対して、社会のルールや他者との関わりの中で自分の行動を「律する」ことを教えるのは難しい側面があります。


幼い子どもにとって、言葉だけで理屈を説明しても、理解させるのは非常に困難です。親や保育者が一生懸命説明しても、子どもがどこまで理解しているか把握しづらく、コミュニケーションの難しさが生じます。

言葉を使うコミュニケーションがまだ十分に発達していない幼児期に、どのようにして「自律心」という抽象的な概念を伝えていくかが課題となります。


子どもの自律心を育むためには、「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、様々な経験を通じて達成感を味わわせることが大切です。

しかし、親や保育者が先回りしてすべてをやってしまったり、子どもが求める物をすべて与えてしまうと、子どもは自分で考えたり判断したりする機会を失い、親に依存する傾向が強くなる可能性があります。

子どもに任せることには忍耐が必要であり、危険や手間を避けたいという気持ちとの葛藤が生じます。


「こんな子に育ってほしい」という保護者の願いは尊いものですが、そのための手段や方法が子どもに合っていないと、心のすれ違いが生じ、自律心を育むことが難しくなる場合があります。

園と家庭とで「自律心」育成に対する共通理解を持ち、一貫したアプローチをすることの重要性は認識されているものの、それぞれ異なる育児観や教育観を持つ保護者との足並みを揃えることには難しさがあります。


自律心は、子どもの発達段階に応じて変化します。2〜3歳頃には本能的欲求に基づく衝動的な行動が中心である一方、就学期に向けて周囲の規範を意識し始めるなど、段階的な変化が見られます。

そのため、子どもの年齢や個性に応じた適切な関わり方が求められ、画一的な指導では効果が得られにくいという難しさがあります。

自律心は、子どもが自分らしい人生を歩み、後悔のない人生を送るために不可欠な能力ですが、その育成には多くの工夫と忍耐、そして周囲の理解が必要とされます。

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