知・徳・体のバランスを重視した総合的な教育
東峰保育園は、子ども達一人ひとりの可能性を最大限に引き出すため、知・徳・体のバランスを重視した総合的な教育を実践してきました。
「東峰方式(ヒガシミネ方式)」のバランスの取れた育成とは、知育、体育、徳育、緑育、食育の五育に加え、才育(ピアノやバレエ、囲碁、絵画など才能を育てる)をバランスよく育むことです。
「才育」は、「知・体・徳・緑育・食育」の五育に加えたプラス+1の位置づけとなります。私の考える基本は、五育なのです。 それは、20年先を見て、人生を切り開いていくための能力として、特に必要だと考えているからです。
「才育」は、園長が考える基本である「知・体・徳・緑育・食育」の五育に加わるプラス1の存在であり、子ども達が20年先の未来を人生を切り開いていくための能力として、五育が特に必要だと考えているからです。この基本の上に、「才育」という、明確なビジョンを理解いたしました。
「五育が最低限必要であり、そこに才育はあった方がより豊かな人生になる」という概念は、非常に地に足の着いた、現実的かつ未来を見据えた教育哲学です。五育がなければ人生を切り開いていけない、という言葉は、「人生の土台」を重視する園長の強い思いと一致し、「ピアノしかできなくて、その他が駄目なら社会では使い物にならない」という指摘は、「バランスの取れた全人教育」の重要性を改めて浮き彫りにします。
「五育」で築く盤石な人生の土台:「才育」で拓く豊かな未来
園長が提唱する「東峰方式(ヒガシミネ方式)」における「知・体・徳・緑育・食育」の五育は、子ども達が「20年先の人生を切り開いていくための最低限必要な能力」を育む、盤石な「人生の土台」です。その土台の上に、子ども達の人生をさらに豊かにする「プラスアルファ」として「才育」が位置づけられています。これは、単なるスキルの習得ではなく、社会をたくましく生き抜く「自律心」と、深い人間性を育むための、極めて実践的かつバランスの取れた教育ビジョンです。
東峰方式の「五育」の背景は?
東峰保育園の「東峰方式(ヒガシミネ方式)」における「五育」の背景には、「教育は20年先を見て行うもの」という考え方と、子ども達が「幸せな人生を歩むこと」を最終目標とする哲学があります。この考えに基づき、子ども達が自ら「好き(得意)」を見つけ、可能性を最大限に伸ばすことを目指しています。
「五育」とは何か?
「五育」は、子ども達のバランスの取れた成長を促すための教育理念です。元々は、明治時代に福沢諭吉の著書『学問のすゝめ』で提唱された「知育・徳育・体育」の「三育」が教育の基本とされ、その後『食育』と『才育』が加わり「五育」となりました。
東峰保育園では、「知育、体育、徳育、緑育、食育」の五育に加え、「才育」をバランスよく育むことを目的としています。
知育:知識の習得を通じて、思考力、考察力、判断力といった知能や知力を高めることを目指します。
体育:運動能力の向上だけでなく、心身の発達を促す身体教育です。年齢に応じた保健の分野も含まれます。
徳育:道徳教育を指し、自制心や自立心を養い、人としての正しい心や態度を育みます。挨拶や基本的なルールを守ること、相手を思いやる心など、社会で生きていく上で大切な道徳性を身につけることが重視されます。
緑育(りょくいく):東峰方式のもう一つの大きな柱が、独自のアプローチである「緑育」です。これは単なる花植えや園芸の枠を大きく超えた、本格的な野外教育プログラムです。
緑育の定義
野外教育、冒険教育、農業体験、環境教育、そして園庭の緑に触れる活動のすべてを統合し、乳幼児期から本物の自然に触れる活動の総称を「緑育」と定義しています。
多角的な成長:里山や川での体験学習、地域と連携した本格的な自然体験活動を取り入れることで、子ども達の「探求心(自然への好奇心)」「生命尊重(生き物への配慮)」「五感の刺激(感性育成)」を促します。
環境構成へのこだわりと原体験
原体験の反映:梅や水仙の開花で春を知り、「松の葉はなぜ年中緑なのか」そんな疑問を抱きながら、松葉相撲で遊びました。こうした実体験を通じて育まれた好奇心と感性が、今の私の土台となっています。今の保育園が、子ども達にとっての「五感で学ぶ庭」でありたいと願うのは、この原体験があるからなのです。
食育:食べ物への感謝の心や、食に関する正しい知識を養う教育です。適切な食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できることを目指します。石塚左玄は1898年に「体育も知育も才育もすべて食育にあると認識すべき」と述べており、食育はすべての「育」の要になるとも言われています。
才育:一人ひとりの個性や才能を見つけ、それを伸ばすための教育を指します。ピアノやバレエ、囲碁、絵画など、多様な活動を通じて子どもの才能を育むことを目的としています。
東峰方式における「五育」の独自性
東峰保育園では、これらの「五育」を実践する上で、特に以下の点を重視しています。
成功体験の重視:「できた」という成功体験が子ども達の未来の力を伸ばす上で重要だと考え、たくさんの経験やチャレンジの機会をつくり、少人数制できめ細かくサポートすることで、成功体験に寄り添っています。
非認知能力の育成:学力だけではなく、「粘り強さ」「協調性」「自律性」「探求心」といった、テストの点数では測れない非認知能力の育成に特に力を入れています。これは、子ども達が困難な状況でも「頑張る力」や「心の豊かさ」を持つことで、幸せな人生を掴み取れる人間に育つことを目的としています。
先生方の得意分野の活用:保育士がそれぞれの得意な分野(運動指導やピアノなど)を活かして保育を行うことで、子ども達はより質の高い多様な教育機会を得ることができます。
これらの背景から、東峰方式の「五育」は、単に知識や技能を教え込むだけでなく、子ども達が自分自身の力で考え、行動し、幸せな人生を送るための土台を築くことを目指していると言えます。
他園の「五育」との違いは?
他園の「五育」と比較した際の東峰方式の大きな違いは、「非認知能力」の育成に特化していることと、具体的な活動内容がより実践的で専門性を伴うことにあります。
東峰方式「五育」の他園との際立った違い
1. 「非認知能力」育成への明確な焦点
多くの園で「五育」はバランスの取れた成長を目指す一般的な教育理念として掲げられますが、東峰保育園は、その最終目標を「子ども達が幸せな人生を歩むこと」とし、そのために「自律心」を核とした「非認知能力」を育むことに明確な焦点を当てています。
非認知能力の強調:東峰方式では、知能検査や学力テストで数値化できない「意欲」「協調性」「やり抜く力」「自己肯定感」「感情のコントロール」といった、人間的な力を重視しています。これらの力は、予測困難な現代社会を生き抜く上で不可欠であり、学力(認知能力)の土台ともなるため、早期からの育成が世界的に注目されています。
長期的な視点:幼児期に培われる非認知能力が、子どもの学業成績、収入、心身の健康、さらには人生の成功や幸福感に長期的に大きな影響を与えるという研究結果(ペリー就学前プロジェクトなど)を背景に、東峰方式では、まさに「20年先を見据えた教育」として非認知能力の育成を重視しています。
2. 具体的な活動の専門性と実践性
東峰方式では、各「育」が単なる一般的な活動に留まらず、より専門的で実践的な内容を含んでいる点が特徴です。
知育における「石井方式」:読み聞かせや百玉そろばんといった独自の具体的なメソッドを取り入れ、言葉や数への興味関心を深く引き出し、集中力を高めます。
徳育における「立腰教育」:姿勢を正すことから精神を鍛え、集中力や道徳心を養うという、身体と精神の結びつきを重視した実践的なアプローチです。
体育における「粘り強さの育成」:運動能力向上に加えて「最後までやり遂げる力」や「粘り強さ」を育むことに重きを置いており、運動が苦手な子どもへの個別指導も行うなど、単なる運動指導に終わらない深さがあります。
緑育における「野外活動の本格性」:園長のボーイスカウト経験を活かしたキャンプや沢登りといった本格的な野外活動は、自然との触れ合いだけでなく、生存スキルやチームワーク、危機管理能力といった、より実践的な非認知能力を育む機会を提供します。
才育における「専門家の活用」:ピアノやバレエ、囲碁などの専門家による指導を取り入れることで、子ども達の「好き」や「得意」を深掘りし、才能を伸ばすことを積極的に支援しています。保育士が自身の得意分野を保育に活かすという点も、活動の質を高めています。
3. 保育士の「強み」を活かした質の高い教育
東峰保育園では、保育士が自身の得意分野を活かして指導にあたることを重視しています。これにより、各分野において専門性の高い質の優れた教育が提供され、子ども達はより多様で深い学びの機会を得ることができます。これは、単に「五育を網羅する」だけでなく、「五育の質を高める」という点において、他園との違いを生み出しています。
これらの点から、東峰保育園の「五育」は、単なる概念的な教育方針ではなく、非認知能力の育成という明確な目的のもと、具体的かつ実践的な専門性の高いカリキュラムが提供されていると言えます。