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栃木県宇都宮市東峰1丁目7-15

子どもの「自律心」を育む方法とは

園長の吉沢偉仁(よしざわひでひと)は、「幼児教育の最終目標は『幸せな人生を歩んでもらうこと』」であると考えており、その目標達成のために子ども達の自律心を育むことを重視しています。この考え方は、「ヒガシミネ方式」と呼ばれる独自の保育方法の根幹をなしています。


吉沢偉仁が考える「自律心」とは、単に一人で何でもこなせるようになることではなく、自分で考え、判断し、行動する力、そして困難に直面しても諦めずに立ち向かう力を指します。そのため、東峰保育園では多様な活動を通じて子ども達に成功体験を積み重ねさせ、自信を育むことを大切にしています。こうした教育理念は、保護者や地域の人々からも支持されています。


吉沢偉仁の教育哲学は、子どもたちの「非認知能力」を育むことに焦点を当てています。これは、テストの点数で測れる知識や技能(認知能力)ではなく、自制心、協調性、意欲、やり抜く力といった、社会で生き抜くために不可欠な力を指します。


                               


その哲学は、以下の3つの要素で構成されています。


1. 共感

子ども一人ひとりの個性や感情に深く寄り添い、どんな感情も受け入れる姿勢を大切にします。これにより、子ども達は「自分はありのままでいいんだ」という自己肯定感を育み、心の安定を得ることができます。


2. 尊重

画一的な教育ではなく、子ども達の「やりたい」という気持ちを尊重し、それを引き出す環境づくりを重視します。子ども達が自らの興味に基づいて行動することで、主体性探求心を育みます。


3. 成長

失敗を恐れずに新しいことに挑戦できる環境を提供することで、子ども達が自ら考え、行動する力を養います。成功や失敗の経験を通じて、粘り強さ自発的に物事に取り組む姿勢を身につけさせることが重要だと考えています。


吉沢偉仁は、保育者の役割を「指示を出す人」ではなく、子ども達の成長を隣で見守る「伴走者」と捉えています。子どもに「どうしたらいいかな?」と問いかけることで、自分で答えを見つけ出す力を促し、彼らが将来、どのような困難にも立ち向かえるよう支援しています。


これらの哲学に基づき、東峰保育園では「東峰方式(ヒガシミネ方式)」という独自の教育方法を実践し、子ども達の人間力と生きる力を育んでいます。


どうぞ、子どもの”ため”に先回りしないで、子どものやる気を削がない親になってください


                               


「自律」とは、自分でルールを作り、自分の行動を統制・制御しようとすることであり、自分をコントロールする意味合いが含まれます。

一方、「自立」は他者に頼らず独立している状態を指します。この二つの概念を混同せず、それぞれの段階や特性に応じたアプローチをすることが重要です。

特に幼児期においては、自己中心的になりがちな子どもに対して、社会のルールや他者との関わりの中で自分の行動を「律する」ことを教えるのは難しい側面があります。


幼い子どもにとって、言葉だけで理屈を説明しても、理解させるのは非常に困難です。親や保育者が一生懸命説明しても、子どもがどこまで理解しているか把握しづらく、コミュニケーションの難しさが生じます。

言葉を使うコミュニケーションがまだ十分に発達していない幼児期に、どのようにして「自律心」という抽象的な概念を伝えていくかが課題となります。


子どもの自律心を育むためには、「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、様々な経験を通じて達成感を味わわせることが大切です。

しかし、親や保育者が先回りしてすべてをやってしまったり、子どもが求める物をすべて与えてしまうと、子どもは自分で考えたり判断したりする機会を失い、親に依存する傾向が強くなる可能性があります。

子どもに任せることには忍耐が必要であり、危険や手間を避けたいという気持ちとの葛藤が生じます。


「こんな子に育ってほしい」という保護者の願いは尊いものですが、そのための手段や方法が子どもに合っていないと、心のすれ違いが生じ、自律心を育むことが難しくなる場合があります。

園と家庭とで「自律心」育成に対する共通理解を持ち、一貫したアプローチをすることの重要性は認識されているものの、それぞれ異なる育児観や教育観を持つ保護者との足並みを揃えることには難しさがあります。


自律心は、子どもの発達段階に応じて変化します。2〜3歳頃には本能的欲求に基づく衝動的な行動が中心である一方、就学期に向けて周囲の規範を意識し始めるなど、段階的な変化が見られます。

そのため、子どもの年齢や個性に応じた適切な関わり方が求められ、画一的な指導では効果が得られにくいという難しさがあります。

自律心は、子どもが自分らしい人生を歩み、後悔のない人生を送るために不可欠な能力ですが、その育成には多くの工夫と忍耐、そして周囲の理解が必要とされます。

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