令和8年春 藍綬褒章受章(2026.4.28読売新聞)
春の褒章 県内7人
春の褒章受章者が決まり、県内在住者では7人が栄誉に輝いた。7人には産業振興や社会福祉の増進などで公共の利益に尽くしたとしてとして藍綬褒章が贈られる。発令は29日付。受章した宇都宮市の吉沢偉仁さん(55)に喜びの声を聞いた。
保育 多岐にわたる教育
藍綬褒章 吉沢偉仁さん(55)東峰保育園園長
自ら道を切り開くことが出来るようになってほしい。30年以上保育に携わる中で、掲げ続けてきた信条だ。受章の知らせに、「この30年間苦しかったが、見てくれる人は見ていてくれた」と喜ぶ。
23歳の時に、母親が園長をしていた東峰保育園に就職し、25歳の時に園長の職を継ぐことになった。だが、もともと保育を志していたわけでなく、家業を継ぐつもりもなかった。しかし、37歳の時に、深部静脈血栓症という命の危機が迫るほどの重病を患った。「後悔のない生き方をしよう」と覚悟を決め、保育にのめり込むようになった。
東峰保育園では、生後3か月~年長の65人を預かっている。漢字教育や読書、器械体操やミュージカルなど、多岐にわたる教育を行っている。中には5歳で新聞を読める子どももいる。様々な体験を通し、「子どもがやりたいと思ったことを見つけてあげる」ことを重視してきた結果だ。
自らの教育法を「東峰方式」と名付け、全国にも広めたいと考えている。受賞を機に「より一層保育に取り組み、手本となるような保育の形を作っていきたい」と気を引き締めた。
2026年4月28日 読売新聞 (著作権確認済み)
