「困っている人に手を差し伸べたい」〜デイキャンプの感謝から広がる、子ども達のあたたかい奉仕の心〜
保育の時間、子ども達と一緒に「熊本地震」についてお話をしました。
「今、この暑さの中で水や電気も止まってしまって、とても困っている人たちがいるんだよ」
私や先生たちの話に、子ども達は真剣な表情で耳を傾けていました。
実は、先日の「湯西川でのデイキャンプ」で、心温まる素晴らしい出来事がありました。
「水の郷」のスタッフの皆さんが子ども達の健やかな成長を願ってとても親身によくしてくださり、活動の最後には、水の郷の活動募金箱からみんなに美味しいアイスをプレゼントしてくださったのです。
その募金箱からのお金の残りが、今、園にあります。
そこで、私は子ども達にこう問いかけてみました。
「この残ったお金、どうしたらいいかな? 今、地震で困っている人がいたら、みんなならどうしたいと思う?」
中には、おじいちゃんやおばあちゃんが熊本に住んでいて「家の中が大変なことになっている」と教えてくれたお友達もいました。自分たちの身近な問題として捉えた子ども達からは、自然とこんな素晴らしい声が上がったのです。
「困っている人たちのために、義援金をあつめよう!」
自分たちが受け取った「人の温かさ」への感謝が、「自分たちも誰かの役に立ちたい」という自発的な思いへとつながった感動的な瞬間でした。
「じゃあ、募金を集めるためにはどうしたらいいかな?」とみんなでアイデアを出し合いました。
ボーイスカウトの教えにある「奉仕の精神」や「誓いと掟」は、まさにこうした日常の体験から芽生えるものです。園からは、これからの過ごしかたについて少しアドバイスも添えました。
「夏休みに、お金がたくさんかかる場所ばかりにお出かけしてしまうと、募金するお金が無くなっちゃうかもしれないね。浮いた分を誰かのために役立てられると素敵だね」
実体験を通した感謝の気持ちが、遠くの誰かを思いやる優しさへと育っています。子ども達の「助けたい」という純粋な気持ちを大切に育みながら、みんなで募金活動を進めてまいります。
現場からのご報告(担任より)
園長先生のお話を受けたあと、クラスでは子ども達が主役となって様々な自発的な変化が生まれました!
その頼もしい様子をご報告いたします。
手作りの募金箱の準備
お部屋にあった空き缶を用意し、「熊本県地震 募金お願いします」と自分たちの手書きで書いた紙を貼り、心を込めて募金箱を作りました。
「自分にできること」を考える姿
「今日のお菓子を少し我慢して、その分を熊本のお友達に分けてあげよう!」と、子ども達同士で声を掛け合う姿が見られました。
日常の行動への広がり(命と資源を大切にする心)
「熊本では水や食べ物が足りなくて困っているお友達がいる」と知った子ども達は、給食を残さず食べるようになったり、水道の水を出しっぱなしにしないよう意識したりと、自分の生活態度を自発的に見直していました。
防災への意識向上
「もし自分たちの街で地震が起きたらどうするか」を真剣に考え、園で行っている避難訓練の大切さを改めて身に沁みて感じていたようです。
大人が強制したわけではなく、自分たちの頭で考え、誰かのために行動しようとする子ども達の成長に、担任としても深く感動させられた一日となりました。
ご家庭でのお出かけのご参考に!園長おすすめのスポット
ご家庭で「誰かのためにできること」をお話ししながら、ぜひお金をかけずに豊かな自然や味覚を楽しめる地元・近郊のスポットへ足を運んでみてください。
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