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「保護者の前で土下座した」あの日のトラウマを越えて ~「出る杭は打たれる」と隠れていた私が、子ども達の未来を照らす『最高の伴走者』になるまで~ 12年目のYさん| 教えて先輩 | 東峰保育園 公式ブログ

東京の保育園で、「保護者の前で土下座をしたあの日、私の保育士としての心は一度死んでしまいました。」


──これは、嘘偽りのない私の実話です。


目立つのが怖くて、いつも人の影に隠れてばかりいて、自分に全く自信が持てなかった私。そんな私が、なぜ今、東峰保育園で毎日笑顔で子ども達と向き合えているのでしょうか。


私が過去の辛い経験を乗り越えて、本当の保育を見つけるまでのストーリーをお話しさせていただきます。


                               


私の保育士としての原点は、中学校の職場体験で激しく泣く赤ちゃんを抱っこした瞬間でした。


腕の中でスースーと安心して眠ってくれたその温もりに、体に電流が走るようなビビッとした衝撃を受け、「子ども達の安心と未来を温かく包み込みたい!」と心に深く誓いました。


しかし、高校時代の部活動(バスケットボール部)で、先輩を追い抜いて試合に出たことから、嫌がらせを受けるようになってしまったのです。


「出る杭は打たれるんだ」

「自分を前に出したら、傷つくのは自分だ」


その時に心に深く刻まれた恐怖から、私はいつしか「人の影に隠れて、目立たないように言われたことだけをこなす」ようになっていきました。


                               


短大進学を機に上京した私。栃木県で育った人なら、一度は「東京への憧れ」を抱くことがあると思います。私もまさに「東京でかっこよく働きたい!」という強い憧れを持って上京し、そのまま東京で保育士としてのキャリアをスタートさせました。


ですが、そんな憧れの地で、決定的なトラウマになった出来事があったのです。


保育士3年目の時、当時勤めていた東京の保育園で、年長組の産休代替として担任に入った時のことです。一部の保護者の方々から、とても強い反発を受けてしまったのです。


「こんな若い人が、なんで年長の担任なの!?」

「納得がいかない!園長と担任は土下座して謝ってください!」


厳しい言葉が飛び交う中、私は床に頭を擦り付けました。

東京の保育園で、冷たい床に額をつけながら、私の中の何かが音を立てて崩れていくのを感じました。


「失敗したら、そこでおしまいなんだ」

「もう二度と、目立つ場所になんて立つものか」


それ以来、私の中で「年長担任=完璧なプロフェッショナルだけがやるべきもの」という強い恐怖が刷り込まれてしまいました。保護者の方とお話しすることすら怖くなり、自分の殻の中に深く閉じこもるようになってしまったのです。


                               


その後、地元である栃木に戻り、東峰保育園で働くようになってからも、私は「目立たず、自分の意見は言わず、与えられた仕事だけをこなす」毎日を過ごしていました。


そんな私に、2年前、大きな転機が訪れます。東峰保育園で「初めての年長担任」をお願いされたのです。


あの日、東京の保育園で土下座をした記憶と、「年長組の担任は完璧じゃなきゃいけない」というトラウマが一気に蘇り、恐怖で頭が真っ白になりました。


「私なんかにできるわけがない……またあの時みたいになったらどうしよう!」


恐怖から「自分がしっかりしなきゃ」「絶対に失敗できない」と自分で自分を追い詰めてしまい、完全にパニックになってしまいました。


焦れば焦るほど子ども達は落ち着きをなくしてしまい、子ども達から「先生、大丈夫?」と顔を覗き込まれる始末。常に不安で胸がいっぱいになり、めまいや立ちくらみがして、家では毎日泣いていました。


                               


そんな暗闇の中にいた私を救い出してくれたのは、園長先生の言葉と、その温かいお姿でした。


「吾妻さん、この1年、年長で頑張ったら絶対に世界が広がるよ」

「でも……私には無理です。また失敗したら……」

「完璧な先生になんてならなくていいんだよ。一回り大きくなった吾妻さんの姿が見たいな」


さらに、一人で抱え込んでいた私に、園長先生がかけてくださった一つの言葉が心に深く刺さりました。


「子どもをコントロールしようとすることは、大人が思い描いている理想の姿があるということ。そこに嵌まらないからイライラしちゃうんだよ」


まさに自分の核心を突かれた思いでした。「自分が子ども達をコントロールして、理想通りに動かさなきゃいけない」と自分を追い詰めていたことに、ハッと気付かされたのです。


そして何より驚いたのは、子ども達の前で率先しておふざけをして、園全体の雰囲気をパッと明るくしてくださる園長先生の姿でした。今まで「トップの先生が率先して場を和ませてくれる保育園」なんて見たことがありませんでした。


でも、よく観察してみると、園長先生はおふざけをしているように見えて、その瞬間の子ども達の些細な表情や得意なこと、一人ひとりの個性を常に真剣に見守っていたのです。


「なんだ……いつも完璧で真面目な指導者じゃなくていいんだ。子ども達と同じ目線に立って、一緒に楽しめばいいんだ!」


その明るい雰囲気に触れ、気がつくと私の肩の力はすーっと抜け、自然と笑顔を取り戻していくことができました。


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**【関連記事】**

子ども達の表情を引き出し、場の雰囲気をパッと和ませる園長の真意については、ぜひこちらの記事もご覧ください。


[園長の「おふざけ」には意味がある] (https://higashimine.net/encho13/)


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東峰保育園の「ヒガシミネ方式」は、大人が子ども達を管理したり指導したりするものではありません。「完璧な先生」になろうとするのをやめて、子ども達一人ひとりの「好き」や「得意」を引き出し、一番近くで応援する「伴走者」になればいい。


長年自分を縛り付けていた恐怖の鎖がほどけ、心がパッと明るくなった瞬間でした。


                               


「子ども達をコントロールするのをやめよう。私はこの子達の伴走者になろう」と心に決めた時、クラスに信じられない変化が起きました。


例えば、行事の話し合いの場面。以前の私なら「はい、こうやってね」と細かく指示を出していたところを、思い切って黙り、「みんなはどうしたい?」と委ねてみたのです。


すると、子ども達自身が「どうすればいいか」とお互いの顔を見合わせ、自発的に話し合いを始めました。大人から決められたゴールではなく、自分達の頭で考え、助け合いながら課題を乗り越えていく。その目はキラキラと輝き、強い絆で一つにまとまっていきました。


さらに、東峰保育園での経験は、私に人間関係の深さと「対話の技術」を教えてくれました。


地域のさまざまな方々と関わる「園外活動」に参加する中で、私は実践的な「交渉術」を身に付けることができたのです。


園の中だけでなく、園外の地域の方々の中にもこんなにも温かい関係性があるのだということ。そして何より、こちらの要望を押し通すのではなく「相手が何を望んでいるのか」にしっかりと耳を傾けることの大切さに気付きました。


「相手と自分、どちらか一方ではなく『50/50(フィフティ・フィフティ)』で対等に考える」


この姿勢を持つことで、驚くほど物事がスムーズに、文字通りお互いに気持ちよく進むようになることを学びました。子ども達へのアプローチも、人との関わりも、本質はすべて同じだったのです。


                               


「子ども達の伴走者」になろうと決められたことは、あれほど怖かった保護者の方々との関わりも劇的に変えてくれました。


完璧な先生を装うのをやめて、子ども達の素晴らしい成長や一生懸命な姿を、ありのままの言葉で保護者の方々にお伝えするようにしたのです。


すると、保護者の方々は私の「一番の理解者」となり、一緒に子ども達の成長を喜び合える温かいパートナーへと変わっていってくださいました。


かつて東京の保育園で土下座をして怯えていた私が、今では自信を持って保護者の方と笑顔でお話しし、「いつもありがとうございます」と感謝していただけるようになっています。東峰保育園の温かいチームに守られ、逃げずに自分と向き合い続けたからこそ、私は過去のトラウマを完全に乗り越えることができました。


                               


今、保育士を目指しながら「自分は人前に立つのが苦手だから」「失敗するのが怖いから」と悩んでいる養成校の学生さん。


あるいは、日々の保育や人間関係に苦しみ、「私には保育士が向いていないのかもしれない」と一人で悩んでいる現役の保育士さん。


どうか、自分を諦めないでください。


東峰保育園は、最初から完璧な人を求めてはいません。


過去のトラウマに怯えて毎日泣いていた私でさえ、この園の温かいチームや地域の優しさに支えられ、本当の意味で成長することができました。


一歩を踏み出す勇気さえあれば、あなたの失敗も、過去の辛い思い出も、すべて「子ども達や仲間の痛みに寄り添える優しさ」へと変わります。


もし今、あなたが保育に迷っていたり、悩みを抱えていたりするのであれば、ぜひ東峰保育園に来ることをおすすめします。


20年後の子ども達の未来を、そして何より、あなた自身が自分らしく輝く未来を、私達と一緒に創っていきませんか?


栃木で新しい一歩を踏み出す皆さんにお会いできるのを、私達はチーム全員で、両手を広げて温かく待っています!


                               


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長年、園長と共に東峰の保育を築き上げてきた主任の歩みと、園の深い理念についてもぜひ併せてご覧ください。



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