「ねらいのある一斉活動」と「主体性」の融合〜東峰方式が目指す、個を伸ばす教育〜 | ヒガシミネ方式 | 東峰保育園 公式ブログ
東峰保育園が約30年の歳月をかけて築き上げてきた「東峰方式(ヒガシミネ方式)」。 私がこの独自の保育法を追求し続けてきた最大の理由は、「保育内容で日本一、子ども達を幸せにできる園でありたい」という強い情熱と使命感からです。
よく「一斉保育と主体性は相反するものだ」と言われますが、東峰方式ではそのどちらか一方を排除するような二分法はとりません。今回は、私たちが実践する「一斉活動と主体性の融合」について、その本質をお話しいたします。
1. 「個を重視する」からこそ、計画的なカリキュラムが必要
東峰保育園では、体操、音楽、美術、漢字仮名交じりの言語教育、立腰教育、そして野外活動など、多種多様なプログラムを一斉活動の中でしっかりと取り入れています。
これは子ども達を大人の都合で管理するためでも、単に指示に従わせるためでもありません。まだ見ぬ世界を知らない子ども達に対し、大人が責任を持って「こんなに面白い世界があるんだよ」と豊かな学びの場を提示するためです。
集団で同じ活動に取り組みながらも、私たちが最も意識しているのは「個を重視する」ということです。子ども達一人ひとりの能力や特性、興味関心の芽を見逃さず、それぞれのレベルやペースに合わせて個別に伸ばしていく。この緻密な関わりがあって初めて、計画的なカリキュラムが生きた教育となります。
2. 「どう考えるか」を子ども自身に委ねる仕掛け
ただスケジュールをこなすだけでは、子どもの内なる意欲は育ちません。東峰方式では、一斉活動の枠組みの中に、意図的に子ども達が「自分で考え、選択する余白」を組み込んでいます。
自分で遊びを選び、計画する時間
大人が用意した環境の中で、自分が何にどう取り組むかを自発的に決める機会を豊富に設けています。
囲碁や読書、立腰教育による「じっくり思考する」時間
答えを教わるのではなく、自分の頭で先を読み、集中して考え抜く体験を日常的に積み重ねます。
大人が「ねらいと環境」を提示し、その中で子ども達が「どう試行錯誤し、どう表現するか」を自分自身で手繰り寄せる。これこそが、東峰保育園の育む真の主体性です。
3. 一斉保育か自由保育かという二者択一を超えて
「一斉保育中心だと大人の指示待ちになりやすい」「放任の自由保育だけでは成長に偏りができる」――現場では長年このような議論が繰り返されてきました。
東峰方式が出した答えはシンプルです。「ねらいを持った一斉活動」と「子ども達の選択と思考の余地」を高い次元で融合させることです。
単に型にはめるのではなく、かといって放置するのでもない。確かな道しるべを大人が提示しながら、子ども達が自立した一人の人間として、自分の足で力強く歩んでいけるように導く――。
これからも東峰保育園は、子ども達の可能性を極限まで引き出す独自の「東峰方式」に誇りを持って、一人ひとりの未来に真摯に向き合ってまいります。