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当園は、こどもたちの保育を最優先におこなっております。お電話に出るまで、お待たせしてしまうこともあります。
可能でしたら、午前中の保育時間を避け、お昼寝の時間帯(12:30-15:00)にお電話をいただけますと幸いです。

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栃木県宇都宮市東峰1丁目7-15

知・徳・体のバランスを重視した総合的な教育


東峰保育園は、子ども達一人ひとりの可能性を最大限に引き出すため、知・徳・体のバランスを重視した総合的な教育を実践してきました。


その功績は多岐にわたり、「東峰方式(ヒガシミネ方式)」として結実しています。


・独自に開発した体育指導法は、器械体操や縄跳びにおいて全国トップクラスの成果を上げています。これは、単なる運動能力の向上だけでなく、「最後までやり遂げる力」を育むことに重点を置いています。


・科学、算数、環境、国語といった基礎的な学びに加え、表現・音楽・古典・美術などの芸術活動、さらには湯西川温泉の平家大祭や、アイヌ文化交流といった地域文化の学習も取り入れ、感性や文化理解を深めています。


・囲碁を教育活動に組み込むことで、集中力や論理的思考力の育成にも取り組んでいます。


・ソニー教育財団による「科学する心」に入選しており、日々の保育の中で子ども達が自ら発見し、考え、試す体験を重視しています。


・二歳から漢字仮名交じり教育を導入し、音読や読書活動を通じて語彙力と表現力の向上を図っています。


・図書館の積極的な活用も奨励し、古典文学、漢文、論語、諺などに親しむ機会を設け、子ども達の言葉への関心と教養の幅を広げています。


・「子どもエコクラブ」の活動をはじめ、生態系や萌芽更新の学習、川の生き物調査、自然学校での活動など、地域の自然と密接に関わる体験を通じて環境への意識と実践力を高めています。


園長の吉沢偉仁(よしざわひでひと)は、「教育は20年、30年先を見て行うものだ」という考えのもとに、子どもが主体的に学び、積極的に行動する力を身につけ、多様性を尊重する保育を実践しています。これこそが「東峰方式(ヒガシミネ方式)」の核となる部分です。


「東峰方式(ヒガシミネ方式)」が目指す「粘り強さ」「協調性」「自律性」「探求心」といった非認知能力(自立的思考・行動能力)の育成は、近年注目されている教育の方向性と完全に一致しています。学力だけでなく、心の豊かさや社会で生き抜く力を育むことは、多くの教育者や保育者が共通して重要視している点です。


東峰保育園は、創設当初から少人数制にこだわってきました。これは、一人ひとりの子どもにきめ細やかな関わりを持ち、個性を尊重した保育を行うためです。吉沢園長もこの方針を継承し、子ども達が「ありのままの自分」を表現できる安心できる環境づくりを大切にしています。


                               


「自律」とは、自分でルールを作り、自分の行動を統制・制御しようとすることであり、自分をコントロールする意味合いが含まれます。

一方、「自立」は他者に頼らず独立している状態を指します。この二つの概念を混同せず、それぞれの段階や特性に応じたアプローチをすることが重要です。

特に幼児期においては、自己中心的になりがちな子どもに対して、社会のルールや他者との関わりの中で自分の行動を「律する」ことを教えるのは難しい側面があります。


幼い子どもにとって、言葉だけで理屈を説明しても、理解させるのは非常に困難です。親や保育者が一生懸命説明しても、子どもがどこまで理解しているか把握しづらく、コミュニケーションの難しさが生じます。

言葉を使うコミュニケーションがまだ十分に発達していない幼児期に、どのようにして「自律心」という抽象的な概念を伝えていくかが課題となります。


子どもの自律心を育むためには、「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、様々な経験を通じて達成感を味わわせることが大切です。

しかし、親や保育者が先回りしてすべてをやってしまったり、子どもが求める物をすべて与えてしまうと、子どもは自分で考えたり判断したりする機会を失い、親に依存する傾向が強くなる可能性があります。

子どもに任せることには忍耐が必要であり、危険や手間を避けたいという気持ちとの葛藤が生じます。


「こんな子に育ってほしい」という保護者の願いは尊いものですが、そのための手段や方法が子どもに合っていないと、心のすれ違いが生じ、自律心を育むことが難しくなる場合があります。

園と家庭とで「自律心」育成に対する共通理解を持ち、一貫したアプローチをすることの重要性は認識されているものの、それぞれ異なる育児観や教育観を持つ保護者との足並みを揃えることには難しさがあります。


自律心は、子どもの発達段階に応じて変化します。2〜3歳頃には本能的欲求に基づく衝動的な行動が中心である一方、就学期に向けて周囲の規範を意識し始めるなど、段階的な変化が見られます。

そのため、子どもの年齢や個性に応じた適切な関わり方が求められ、画一的な指導では効果が得られにくいという難しさがあります。

自律心は、子どもが自分らしい人生を歩み、後悔のない人生を送るために不可欠な能力ですが、その育成には多くの工夫と忍耐、そして周囲の理解が必要とされます。

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