自転車で北海道へ:夫婦で挑んだ冒険の旅
・自転車で北海道へ:夫婦で挑んだ冒険の旅
東峰保育園園長の吉沢偉仁は35歳を目前に、長年の夢であった自転車での旅に挑みました。
幼い頃、宇都宮大学の学生が「目指せ!北海道」の旗を掲げて自転車旅をする姿を見て、自転車での旅に憧れを抱いていました。また、近所の自転車店の店主から聞いた、箱根越えの旅の話も、その気持ちを一層強くしました。
この機会を逃したらもうチャンスはないかもしれない、そう思い立った私は、副園長の妻誠子とお揃いの白いANCHORを購入し、北海道への自転車旅を決行しました。
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・憧れの北の大地へ:険しい道のり(挑戦と困難)
ボーイスカウトで培った冒険心を持つ私は、かつて静岡から宇都宮までマウンテンバイクで帰った経験がありましたが、箱根の山を越えるのは想像以上に大変でした。
今回の北海道の旅でも、脚を故障してしまい、苫小牧の病院で痛み止めの注射を打つなど、途中でリタイアも考えたほどの苦しい道のりでした。さらに、7月は暑さが厳しく、直射日光と暑さで体力を奪われ、旅は苦難の連続でした。
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・夫婦でつかんだ感動と達成感
苫小牧から札幌へ向かう国道36号線は、広大な北の大地を走る幹線道路で、次第に家が増え、大都市札幌が近づいてくる様子に冒険心をかき立てられました。札幌が近づくと胸が高鳴り、自らの脚で第二の故郷へ帰る達成感に感動しました。話題になった札幌ドームを通過し、羊ヶ丘牧場で休憩してクラーク博士の像と写真を撮るなど、旅を心から楽しみました。
そして、ついに妻の実家のある手稲にたどり着いた時は、疲労困憊でしたが、家族との再会に大きな安堵と喜びを感じました。
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・目的地の延長
北海道を目指す今回の旅は、夫婦で支え合いながら新たな世界を体験するものでした。当初は妻の実家がある札幌をゴールにしていましたが、せっかくだからと最北端の稚内を目指すことにしました。
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・困難を乗り越え、夫婦でつかんだゴール
自転車の旅はさらに続き、旭川、美深、クッチャロ湖を経て、ついにゴールの宗谷岬へとたどり着きました。途中、脚を故障し、リタイアもよぎるほど苦しい旅でしたが、夫婦で支え合うことで完走を果たすことができました。この旅で、二人の間にかけがえのない思い出と絆を築くことができました。
ー 東峰保育園の自転車部が発足される少し前のお話です。