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栃木県宇都宮市東峰1丁目7-15

「東峰方式(ヒガシミネ方式)」で育つ力

東峰保育園が実践する「東峰方式(ヒガシミネ方式)」は、テストの点数では測れない「非認知能力」(自立的思考・行動能力)の育成に特に力を入れています 。これは、困難な状況でも「がんばる力」や、他者を思いやる「心の豊かさ」といった、幸せな人生を送る上で不可欠な力を指します


非認知能力(自立的思考・行動能力)の育成は、子ども達が自律心を持って、自分の力で夢を掴み取れる人間に育つことを目的としています 。


                               


非認知能力の育成:「東峰方式(ヒガシミネ方式)」が目指す「粘り強さ」「協調性」「自律性」「探求心」といった非認知能力の育成は、近年注目されている教育の方向性と完全に一致しています。学力だけでなく、心の豊かさや社会で生き抜く力を育むことは、多くの教育者や保育者が共通して重要視している点です。


自然体験の重視:自然との触れ合いを重視する点は、多くの保育園や幼稚園、そして保育者たちに共通するものです。自然の中で五感を働かせ、身体を動かすことが、子どもの心身の発達に良い影響を与えるという認識は広く共有されています。


幼児期における「遊び」の重要性:自然の中での自由な遊びを通じて、想像力、問題解決能力、社会性が育まれる。


創造性・表現活動の重視:美術や音楽、身体表現など、多様な表現活動を保育に取り入れる点は、子どもの感性や創造性を育む上で多くの保育者が実践していることです。単なるスキル習得だけでなく、自己表現の喜びや感情の豊かさを育むことを目的としています。


※「非認知能力」という言葉は、日本の教育界でかなり使われており認知度も高いと感じています。しかし、伯父の話も一理あると思いますので、「自立的思考・行動能力」という言葉を推奨したいと思っています。(伯父の話については、2025.8.12投稿の「非認知能力を育む保育について」をご覧ください。)
https://higashimine.net/houshiki07/


                               


「自律」とは、自分でルールを作り、自分の行動を統制・制御しようとすることであり、自分をコントロールする意味合いが含まれます。

一方、「自立」は他者に頼らず独立している状態を指します。この二つの概念を混同せず、それぞれの段階や特性に応じたアプローチをすることが重要です。

特に幼児期においては、自己中心的になりがちな子どもに対して、社会のルールや他者との関わりの中で自分の行動を「律する」ことを教えるのは難しい側面があります。


幼い子どもにとって、言葉だけで理屈を説明しても、理解させるのは非常に困難です。親や保育者が一生懸命説明しても、子どもがどこまで理解しているか把握しづらく、コミュニケーションの難しさが生じます。

言葉を使うコミュニケーションがまだ十分に発達していない幼児期に、どのようにして「自律心」という抽象的な概念を伝えていくかが課題となります。


子どもの自律心を育むためには、「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、様々な経験を通じて達成感を味わわせることが大切です。

しかし、親や保育者が先回りしてすべてをやってしまったり、子どもが求める物をすべて与えてしまうと、子どもは自分で考えたり判断したりする機会を失い、親に依存する傾向が強くなる可能性があります。

子どもに任せることには忍耐が必要であり、危険や手間を避けたいという気持ちとの葛藤が生じます。


「こんな子に育ってほしい」という保護者の願いは尊いものですが、そのための手段や方法が子どもに合っていないと、心のすれ違いが生じ、自律心を育むことが難しくなる場合があります。

園と家庭とで「自律心」育成に対する共通理解を持ち、一貫したアプローチをすることの重要性は認識されているものの、それぞれ異なる育児観や教育観を持つ保護者との足並みを揃えることには難しさがあります。


自律心は、子どもの発達段階に応じて変化します。2〜3歳頃には本能的欲求に基づく衝動的な行動が中心である一方、就学期に向けて周囲の規範を意識し始めるなど、段階的な変化が見られます。

そのため、子どもの年齢や個性に応じた適切な関わり方が求められ、画一的な指導では効果が得られにくいという難しさがあります。

自律心は、子どもが自分らしい人生を歩み、後悔のない人生を送るために不可欠な能力ですが、その育成には多くの工夫と忍耐、そして周囲の理解が必要とされます。

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